2007年のケータイ

個人的な感触で各キャリアでいいなと思った端末は、

ドコモ → P905i
au → W52SH
ソフトバンク812SH

こんな感じ。なんだか今年はどのキャリアも去年と比べて「これで決まり!!最強!」っていう端末がなかった感。ソフトバンクでは816SHが個人的には超好きなんだけど全然売れてないし。W52SHがあんなに売れたのはauにそこそこコンパクトな端末がほとんどないということが原因だよなあ。W52SHが出るまではW51Sが売れてて、それも当時のau端末の中では一番小さいクラスだったし(それでも他キャリアの普通の端末の大きさ)。


iPhoneのおかげで既存キャリア批判が高まっていたみたいだけど、「ドコモとかの日本のキャリアが使っている通信方式が世界標準じゃないからiPhoneが日本で使えない。クローズドな体質を云々」的な意見は的外れ過ぎてどうしようかという感じだった。「通信方式が海外と違うから海外の端末が日本では使えない」「日本ではSIMロックしてるから海外端末が使えない」とか。普通に3G対応の海外の3G端末を日本に持ってきてFOMAのSIM入れたら使えるはずじゃないか。使えないならその海外のキャリアがSIMロックしてるからだろうと。

海外のモデルをみると、1万円前後に電話とSMS/MMSのみ。4〜5万円から上の方に多機能モデル。中間は存在しないという状況になってます。
多少金を出しても高機能が欲しいという日本人の特性を考えると、中間レンジの市場も考えられますが、基本的には二極化するんじゃないでしょうか。

電話機メーカーも売上減で撤退も相次ぐでしょうから、端末の選択肢が極端に狭くなるんで、基本的にはSIMフリー反対です。

http://slashdot.jp/mobile/comments.pl?sid=350154&cid=1103971

台湾に半年住んでたことあるけど、6000台湾ドル(2万円)前後のカメラ付き携帯もいっぱい売ってましたよ。コンビニや書店に行くと携帯電話専門誌が何冊も置いてあって、最新モデルから2〜3年目の型落ち品まで100種類以上の携帯を比較することができます。

http://slashdot.jp/mobile/comments.pl?sid=350154&cid=1104310

このへんを見るに、一言で「海外」といってもきっと国や地域ごとで全然違うので、単純に「海外はxxだ」と言い切っている人の意見は眉唾だと思うようにしたほうがいいんじゃないかな。


ドコモで見るとSH703i以降のSHの動作がいきなりもっさりになってしまったこととか、F904iが馬鹿売れしたこととか、いろいろ予想外の状況になっていた。ポケベル入力派にとってはF905iがついにポケベル入力を装備してきたのが何気に一大事件だった。しかも既存のポケベル入力対応端末での最大の不満点「数字やアルファベットを半角に変換できない」がF905iでは解消されている、というかちゃんと変換できる。技術的にはたいしたことはないけど、この件で「富士通の開発者はポケベル入力をちゃんと使えるようにするつもりで本気で考えて実装した」ということがわかるのであり、その姿勢は高く評価されるべきだと思った。