Olympicで売ってた1980円のANC WIRELESS EARPHONE

昨日オリンピックというホームセンターに初めて行ってみたところノイズキャンセリング機能つきのTWSイヤホンがなんと1990円で売っていた。しかもAAC対応という。

裏面はこんな感じの説明であった。


正直このようなスペックの製品は3500円以上が相場であり2000円の値札がついているのはすごい。すごすぎるので買ってしまった。

 

 

中身はこんな感じであった。

使ってみた結果なんだが。

  • イヤホンとしての機能はそれなりにちゃんとしており、ペアリングも全く問題なくできるしステレオでちゃんと音楽が聴けるし、破滅的に音質が悪いという感じでもなかった
  • 右のイヤホンからは電源が入っている間はANCや外音取り込みモードのON/OFFとは関係なく「ピピピピ…」「ピッピッ…」というような小さい音が断続的に鳴っており気になる。この異音は音楽を鳴らしているときも聴こえる。これは気持ち悪い
  • 期待していたANC機能だが、ANCをONにしてもOFFにしても何も変化がないので、機能としては正しく動作していない。
    外音取り込みモードについても同様で、何も聴感上変化が感じられない。もしかすると微妙に違っているのかもしれないが意識できないノイキャンや外音取り込み機能には意味がない
  • HFPがあるのでマイクの音質を確認してみたのだがめちゃくちゃ小さい音量でしかマイク音声が録音できず音質云々以前の問題で使いものにならない感じであった

普通はこのようなTWSのためのLSIを設計してこんな異音が出る設計にするはずがないとは思うのでこの異音は個体不良の可能性も十分にある。ANCがONのときだけ異音が発生するというのなら、マイクが不良なためにANCが正しく動作しておらず異音が発生している、みたいな可能性はあるかなと思ったのだが、ANCをOFFにしても異音が鳴りつづけるのでそれも違うような気がする。

ANCをOFFできない仕様なのかもしれないがそれはそれで加工した音質でしか聴くことができないということなのでやっぱりダメである。

そんなわけでこれは自分の評価基準では使いものにならない不良品なのであるが、この音が気にならない人とか、片耳だけでいい人、にとっては「完全に役にたたないようなものではない」という感じではある。でもANC要らないなら他の1000円〜1500円の価格レンジの製品でいいよね。