熱いものを左手で扱うと疲れやすいという話

ここにあった話

slib.net

この中で下記の部分が目を引いた。このような話はこれまで聞いたことがなかった。

人類が火を使う場面で、特に心臓への負担を軽減するため、右手を使うようになり、右利きの人間が大多数となった、との説明を採用したい。

筆者は左利きだが、火を扱うのに左手を使うと、熱が早めに身体に回り、体調が悪くなる事を発見している。例えば手で火をつけ、持ったまま楽しむ花火を扱う場合、左手でなく右手を使いがちである。また洋服にアイロンをかける際、左手を使うと、早めに熱が上半身に回り、疲れやすい。他方、右手にアイロンを持ち替えると、作業が途端に楽になり、長続きするのである。

 

これは「筆者が左利きだから、左手で熱を持つものを使うと疲れやすい」というのではなく「人間の構造上、左手で熱を持つものを使うと疲れやすいから、人間は右利きになった」という意味である、

 

 

さて、そうなると気になるのがノートパソコンの熱についてである。伝統的にパナソニックレッツノートの小さいモデルは左側が熱くなるものが多かった。キーボードの中央が左よりにあり、そのためポインティングデバイスも本体の中央よりも左側にオフセットして配置されるので、筐体右下側はちょうど2.5インチHDDを格納できるスペースを作れるが左側にはそれだけのスペースが確保できないからだった。とはいえmini系のシリーズの初代であるAL-N4やCF-M32は左パームレストの下側からキーボードの左側の下に縦方向にHDDが置かれていたり、CF-R1はキーボードのどまんなかにCPUが置かれいたりするので例外はある。

 

 

いま仕事で使っているのはレッツノートのSZシリーズなんだけど、これはCPUが右側に配置されていて右側が熱くなるというレッツノートとしては珍しいやつだ。S系のものは光学ドライブがつくオプションがあり、そのドライブは従来は右側パームレスト下に格納されるシェルドライブであることがSシリーズのアイデンティティみたいになっていたので基本的にはR系と同様にCPUは左側に配置されていた(SXシリーズはHDDの下にCPUがあったので使っていて左手は熱くならなかったかもしれない)。SZになって突如シェルドライブを廃止して光学ドライブが中央に配置され、その両側にHDDとメイン基板とHDDが配置されることになったときに、どういうデザイン判断があったのかはわからないがメイン基板が右側になった。SVではまたCPUが左側に来ている。

 

CPUの位置の左右がどれくらい使ったときの疲れやすさに影響しているのかはちょっと気になる。