Raspberry Pi3でBlenderを使う

経緯

正月実家に帰省していて帰ってきた後、体調が悪くなったりして何もする気になれなかったので録画された番組を漁ってみると「映画 プリキュアドリームスターズ!」があったのでちょっと観ていた。異世界である「桜が原」はフルCGで、意図的に普通のプリキュアとは違うCGっぽいカメラワークが使われて異世界感を強調しているようだった。11歳の子供も一緒に観ていたのだが、2Dのシーンと3Dのシーンの雰囲気の違いの理由を聞かれ、3DCGの作り方を口頭で解説したところ、自分やってみたいと言いだした。「3Dのソフトは高くて遊びで買えるものじゃないが、Blenderというタダで使えるものもある」というような説明をしたところ、「ぜひBlenderを見てみたい」と言い出したので、空いているWindowsマシンを見繕うとしたのだがいいマシンがなかった。

1日経って、そうだRaspberryPi 3 model B+を買えばいいのでは? と思い、ヨドバシ.comで在庫を確認したところ最寄り店舗に在庫があったので速攻買いに行った。

 

設定

Raspberry Pi 3 に、NOOBSを入れてRaspibianをインストールした。

https://www.raspberrypi.org/downloads/noobs/

 

Blenderのインストールは、aptで簡単にできた。

sudo apt-get install blender

起動してみるとクソ遅くて「これでは使い物にならんぞ…」という感じだったが、ハードウェアレンダリングになっていないことがわかったので、raspi-configコマンドの「GL Driver」の項目で「GL (FULL KMS)」を選んでGLを有効化した。

 

 

次に起動したところ、速度がまともになり動作速度という意味では快適にはなったのだが、ウインドウが点滅しまくって「いや、これもつらいぜ」という感じだったが、これはBlenderのUser Preferenceの「System」タブの「Window Draw Method」を「Triple Buffer」にするといい感じに解決できた。あと「International Fonts」のチェックボックスをOnにするとメニューやらが日本語で表示されるようになりフレンドリーな感じになった。

 

それで…

 

子供の前で実際にBlenderを試行錯誤しながら使ってみたわけだけど、結局立方体をいくつかおいてレンダリングしてみるくらいしかまだできていない。3DCGはやっぱり難しいし子供に使わせるのはとてもできそうにない。でも物体を配置してレンダリングするという手順で絵ができるという部分は理解してもらえたみたいなので良かった。